企業戦国時代の現在、これから更に発展していくために、全社員が弊社の使命・目的に共鳴し、それらに基づく具体的な目標を持って、自ら意欲的に創意 工夫をこらしつつ、持てる力を最大限に発揮すること。そして結果として、健全な地域社会の発展に貢献するために、お客様の満足と全社員の満足を得られる サービスを提供する。このことが、品質方針決定の最大要素であります。全社員一丸となりISO9002認証取得に向け発進し、平成13年6月、おかげさま をもちまして認証取得に至りました。品質ISO9002はもともとお客様の観点に立ってつくられた規格であり、お客様第一に何を求めるかということが重要 なわけであります。このことは弊社の品質方針からも読み取ることができます。
ISOの取得によって会社は変わりました。どの部門、どの営業所へ行っても、部門毎、営業所毎の品質方針と品質目標が大きく掲げられています。
作業の流れも大きく変化しました。マニュアルに沿って仕事を行うことにより、ミスの減少が見られます。また、ミスが発生した場合でも自 発的に改善しようという意識が社員に生まれました。読売新聞販売戦略5項目の1つ「基本業務」の標準化(新聞販売業の基本の第一である不着や遅配・誤配を なくしてお客様の満足を高める)にピタリとあてはまった結果となりました。
ISO9002取得において。何が一番重要なのか? 一番大切なことは、ISO9002を何のために取得するのか、ということをはっきりさせたこと。そし て弊社で品質システムを導入することによって、様々な問題を解決するためのルールとしてISO9002という手段(道具)を用いるのだと決断し実行したこ と。この強い意志が必要で一番重要なことだと思います。
平成16年5月、ISO9002から9001へのISO規格変更に伴い、9001移行審査も無事合格致しました。その後も規格改定にと もなう移行審査などを経て、お客様の声を取り入れるためのアンケートの実施をしております。また、継続的に改善を重ねた結果、取得した平成13年当時と比 較して不着・誤配の件数を半分以下に減らすことができました。今後も社内の活性化と配達サービスの向上に努力していく所存です。